亜鉛が不足すると?本当は怖い亜鉛不足

成長障害

 
亜鉛の不足は子どもの成長を阻害します。
胎児であれば発育不全により流産したり、低体重で生まれてきたりします。
大きくなっても成長期の場合は亜鉛の欠乏は影響を及ぼし、細胞分裂が促進できないため身長が低いなどの障害が発生します。

 

また成長期だけでなく、思春期の子どもにも次のような症状が現われることがあります。

  •  性的成熟の遅れ
  •  貧血
  •  脳の障害

 

亜鉛は様々な細胞の分裂に必要となるため、生殖器官・脳の発達に遅れが出てしまいます。
子供の知的障害の原因のひとつは亜鉛の欠乏が指摘されています。
胎児の頃に脳細胞が適切に分裂できなければ、脳に障害が出る可能性もあるでしょう。
亜鉛は全ての年齢に必要で、どもの場合は受精卵の頃から、思春期でも性的成熟に必要となります。

 

過去に、政府による大規模な健康調査が行われており、 亜鉛の不足は化学物質が子どもの脳に影響を与え、脳神経の成長に問題を与えているという考え方をまとめています。
特にはっきりとしていることでは、ジャンクフード・ファーストフード・清涼飲料水を摂取する習慣がある人で影響が見られたようです。
バランスの欠けた食事では酵素、ビタミン類、ミネラルが欠乏し、子どもの成長に問題を与えています。

 

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亜鉛を食品から摂取するには 

味覚障害

人が食品の味を感じ取ることができるのは、舌にある味蕾(みらい)のおかげです。

この細胞が刺激され脳に伝わることで、味を感じることができます。
しかし現代人は細胞の代謝に必要となる亜鉛が不足し、それにより若い人でも味覚障害を感じる人が増えています。亜鉛不足による味覚障害は、次のような症状です。

  • 何を食べても美味しくない
  • 味が薄いと感じる

 

ほかの病気による原因の味覚障害とは症状が異なり、味を感じ取れないのが特徴的です。
ほかにも口内炎ができやすい、唾液分泌量が減ったなどの症状がある場合は、亜鉛不足の可能性があります。
亜鉛は体内で作ることができず、食品から摂取するしかありません。
そのため必須ミネラルの位置づけとなっており、毎日こまめに摂取する必要があります。更に亜鉛自体は吸収しにくい性質を持っており、しっかり摂っているようでも不足していることがあります。
高齢者になると吸収量が落ちやすく、加齢による味覚障害がでるのはこのためです。若い人だけでなく、高齢者で何を食べても美味しいと感じられない症状を訴える人は、積極的に亜鉛を摂取しましょう。

 

また、妊婦さんも胎児にたくさんの亜鉛が必要となるため、味覚が変わったと感じることがあります。この場合も亜鉛不足が原因となっており、意識して補給するようにしてください。

 

 

インポテンツ

男性の前立腺には亜鉛が多く含まれています。更に亜鉛は精子の発育に必要となる栄養素のため、不足すればインポテンツになることがあります。亜鉛が不足している方は次のような症状が無いかチェックしましょう。

  •  性欲が低下してきた
  •  睾丸が萎縮している
  •  精子の量が少なくなった
  •  不妊症治療中である
  •  インポテンツの症状がある

 

これらは全て亜鉛の不足により起こる症状です。1つくらいなら違う原因の可能性がありますが、複数当てはまる人は亜鉛の欠乏を疑いましょう。

 

亜鉛はインポテンツの民間療法の位置づけですが、たんぱく質の合成に必要となる成分のため、精子が少ない方にとっては試してみる価値はあります。
亜鉛は毎日汗などで排泄されており、体に溜め込めないため毎日補給する必要があるのです。男性の場合は外食などで食事のバランスが乱れやすく、更にお酒でも消費量が高まります。

 

また、亜鉛は性的機能の向上だけが目的ではないのです。
亜鉛は様々な細胞分裂に必要となる成分で、脳細胞も亜鉛に影響されます。インポテンツは気持ちが高まらないという症状が影響していることもあるようで、亜鉛を補給すれば脳機能が正常になり感度が良くなったと感じられます。

 

精神的障害

精神疾患はストレスが原因とされてきました。ストレスにより自律神経・内分泌系に異常をきたし、それが精神的な問題を起こすと考えられます。ストレスが長期的になれば次のような症状を引き起こします。

  •  疲れやすい
  •  不安感が強い
  •  気分が落ち込みやすい
  •  イライラしやすい

 

これがうつ病の始まりです。この程度の症状で何らかの対処をしなければ、症状が進み日常生活さえも送れなくなる人もいるのです。

 

このストレスが増えると血液中の亜鉛濃度が低下します。亜鉛は細胞分裂に必要なミネラルで、これが不足すれば脳細胞の代謝・脳に影響を及ぼす酵素やホルモンの働きが低下します。そして更に精神障害が強くなる悪循環に陥るのです。
 
亜鉛の補給により改善の効果が期待できる精神疾患は多数報告されています。
自閉症・認知症・統合失調症・アルツハイマー・うつ病・多動性障害などです。
亜鉛が適切な量を保っていれば、神経伝達物質の生成が促進され、問題となっていた症状が改善される可能性があります。ほかにも頭痛や不眠症といった、初期の精神疾患でも改善効果が期待できるため、問題を抱えている方は亜鉛を補給してみると良いでしょう。
精神疾患の症状を緩和するためには、ほかのミネラル・ビタミンを組み合わせて使用すると良いといわれています。

 

免疫力低下

私達の体には60兆個もの細胞からなり、その中でも免疫力と関係ある免疫細胞は2兆個にも及びます。
これだけの細胞が新しく作られ代謝しており、病気から守ってくれています。この免疫細胞は血液の中にある白血球のことで、いろいろな働きにより細菌やウイルスを退治したり、老化の原因となる体のサビをやっつけてくれます。この免疫細胞を作るために必要なのが亜鉛で、不足すれば正しく免疫が働かなくなります。

  •  皮膚の疾患が治りにくい
  •  アトピー性皮膚炎になる
  •  感染症にかかりやすい
  •  ガンが発生する

 

など色々な症状を引き起こします。免疫力はストレスの影響だけでなく、栄養障害でも低下します。
免疫細胞はたんぱく質や亜鉛が不足していると作り出されません。

 

また、女性の過度なダイエットでも栄養が不足し、抵抗力が落ちたと感じられます。ダイエット後に風邪をひきやすくなった、肌や髪がボロボロになったという方は注意しましょう。

 

免疫力を上げるためには良質なたんぱく質の補給と、細胞の代謝に使われる亜鉛が必要です。これらの材料が無ければ、新しい免疫細胞は作られません。加齢に伴い免疫力が低下するのも、食が細くなり栄養が十分摂れていないことも原因となります。

 

 

貧血

貧血の原因とされるのが鉄不足でしょう。鉄欠乏貧血は女性に多く、原因のひとつとされています。貧血は血液中の赤血球が不足し、全身に酸素が届けられないことから症状が出ます。鉄が不足すれば貧血になるのは当然のことなのですが、それと同じくらい大切なのが亜鉛なのです。

  •  スポーツ選手に貧血が多い
  •  部活をしている若い人も注意
  •  肉体労働の男性も貧血になる

 

亜鉛は赤血球を作る成分でもあるため、不足すれば鉄欠乏貧血のような症状が出ます
酸素を運ぶ材料自体が減りやすく、貧血の原因のひとつになります。
特に亜鉛は汗で流れ出やすいため、スポーツをする方や肉体労働の方は注意する必要があります。このような方は一見体力があり貧血とは無縁の感じがしますが、亜鉛が不足すれば体力とは関係なくめまい・立ちくらみなどの症状を引き起こします。

 

赤血球はたんぱく質でできており、亜鉛はたんぱく質合成に必要となる成分です。不足すれば赤血球が不完全なものとなり、赤血球より細い毛細血管を通る際に壊れてしまいます。
食事で亜鉛を補いにくい方、発汗が多く食事だけでは不十分な方は、サプリメントで補うと良いでしょう。普通の人は3食規則正しく食事をすれば不足することは無くても、流れ出る量が多ければ亜鉛の摂取量も考える必要があります。

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